日本代表PG・河村勇輝「さらにレベルアップした日本代表が見せられるんじゃないか」
昨夏のFIBAワールドカップ以来の試合となる男子バスケットボール代表がアジアカップ予選・グアム戦の前日練習に臨む
日本男子バスケットボール代表(世界ランキング26位)が、FIBAアジアカップ予選に臨む。昨夏のFIBAワールドカップ以来の公式戦となる今回は、22日にグアム(同76位)と、25日に中国(同29位)と対戦する。
21日には日本とグアムが、会場となる有明コロシアムで前日練習を行い、その後、取材陣に対応した。
以下は、選手たちのコメント:
■河村勇輝(横浜ビー・コルセアーズ)
――ワールドカップ以来の今回の代表活動ですが、チームの進化は感じていますか?
チームとしてはワールドカップで出た課題や、できたことをこの合宿の前にしっかりと話し合って、トム(・ホーバスヘッドコーチ)さんからもデータや肌感覚の部分でもしっかりと(課題を伝えられていて)、チームとしてコミュニケーションを取れてるので、さらにレベルアップした日本代表が見せられるんじゃないかなかって思っています。
――アジアカップ予選は文字通りアジアのチームとの対戦で、グアムなどは格下だ。そういう中でもパリオリンピックに出るようなチームとの対戦を想定しながらこの予選に臨むところでしょうか?
そうですねもう体のサイズだったり身体能力っていうものは、本当に世界のそういったトップレベルのチームとも遜色のない、良い選手や体の大きさあると思うので、すごくいい練習になると思いますし、本当に格下どうこうに関わらず、やはり自分たちのより良いバスケットを常にやっていくっていうことが、一つこのアジアカップのこの2戦は良い調整になるんじゃないかなと思うので、常に自分たちにフォーカスしながらやっていければいいなと思います。
――日本はPGが起点になりますが、今回、例えばシューティングガードの今村佳太もボールハンドラーとしての働きが期待されていて、そのことでチームオフェンスの進化は感じられますか?
そうですね。やっぱりポイントガードだけじゃなくて起点が何個もあると、相手のディフェンスもすごく的が絞りにくくなると思いますし、キャッチ&シュートや、シューターだけではなくてスラッシャーであったりボールハンドラーをしてくれる選手がこれから増えていくと、また日本代表としても、ポイントガードとしてもすごくやりやすくなってくるかなっていうに思います。
■今村佳太(琉球ゴールデンキングス)
――いよいよ明日、試合となります。
そうですねいい準備ができたなっていうのは個人的に思いますし、チャンスをいただいたので、しっかりと自分のプレーをいかにコートで表現できるかがすごい大事なってきます。個人的なこともそうですけど、やっぱり日本のバスケットボールのためにできればいいかなというふうに思います。
――シューティングガードポジションでボールハンドラーを期待されているが手応えはいかがですか?
はい。手応えはあって、チーム内の練習でしかまだできてないので、何とも言えないところはあるんですけどただ練習をやっていく上ではすごく自分としては自信を持てる部分ありますし、それが日本代表にとっての強みになるんじゃないかなとすごく感じます。
――SGがボールハンドラーをやれることで、日本代表にとってワールドカップからまた進化となりそうですか?
そうですね。ワールドカップを見ててもわかると思うんですけど、やっぱりハンドラーっていう部分では比江島さんぐらいしか、2番ポジションではやっていなかったと思うんですけど、その部分は自分としては任せられてる部分でもあるので、ポイントカードの負担もそうですし、その部分から起点ができればより日本代表にとっての強みになるかなというふうに自分は感じているので、その部分は責任を持って自分もやっていきたいなと思っています。
――今村選手はアジア大会に出場しましたが、その経験も自身の積み上げにはなっていますか?
そうですね。レギュラーシーズンBリーグ(もそうですし)、アジア大会でもあのパフォーマンスは自信になったので。ただそれでも、A代表はまた違うものがあると思うし、役割も変わってくるんじゃないかなと。自分のチャンスはそんな多くないと思っているので、限られたチャンスをものにできる準備を続けていく立場だと思いますし、それによってチャンスを掴み取れる自信はあるので、そこはしっかり自分としてはフォーカスしてやっていきたいとおもいます。
■馬場雄大
――久々の代表での試合となります。レギュラーシーズンとは違う戦いとなるが、何が一番大事になるでしょうか?
なんですかね…。でもゲームっていうことに関して一緒なんですけど、やっぱり背負っているもの、Bの試合と代表の試合見ている方もそうですし、国旗を背負って戦うわけで…っていう中でのいい意味のプレッシャーっていうのは、全然違うかなという思います。
――今回のアジアカップはグアム中国とアジアの相手で特にグアムなんてのFIFAランキング的にはいわゆる格下相手なわけですけど、パリのへ向けての一歩目という意味では、今回の試合でもオリンピックに出場するような相手を想定しながら試合をしますか?
トム監督は「自分たちのバスケットボールをいかに遂行できるか」っていうところは常に言っているので、もちろんそういった今強豪国のレベルに合わせた心の持ちようの準備はしますけど、何より自分たちに何ができるか、できないかというところにフォーカスを置いてやっていきたいなというふうに思っています。
――なかなかやっぱでも実際に例えばグアムみたいなチームとは、強度とか高さ違うから難しい? でも本当に軽くフォーメーションのビデオ見ただけなので、実際どういうチームなのかっていうところは正直わかってないので、何かそれこそランキング上じゃないからこそやっぱどんなバスケしてくるかわからないので、それに関して本当に徹底して明日準備をして、やっていきたいなというふうに思ってます。
■ジョシュ・ハレルソン(佐賀バルーナーズ)
――初の日本代表招集となっていますが、明日の試合に向けて今、どのような気持ちですか?
とれも幸せな気持ちだし、自信があるよ。合宿に来るにあたって、自分の気持ちも高めてきたしね。
――ホーバスHCは選手個々に役割を与えることで知られていますが、ハレルソン選手の役割は何でしょうか?
3Pを打つこととリバウンドだよ。それは自分のキャリアでずっとやってきたこと。だから今回もそれをやって、自分の経験で若い選手たちに成長を促したい。