2月14日に開催された天皇杯の準決勝で、前年度王者の千葉ジェッツが最大21点差から78-72で逆転勝利を収め、2年連続で同大会の決勝戦進出を決めた。
試合の出だしから宇都宮は強度の高いディフェンスで千葉オフェンスを無力化に成功し16−0のランを決めたが、富樫が後半だけで5本の3Pを沈めるなど大爆発。宇都宮も粘りを見せたが、千葉が歴史的なカムバックを果たした。
宇都宮は後半、オフェンスで27得点(前半は45)に抑えられたのが、敗戦の呼び水となった。
千葉は、富樫が29得点、9アシストとダブルダブルにあと一歩に迫る活躍。ジョン・ムーニーが19得点、12リバウンドで続いた。
選手、コーチのコメントは以下の通り:
■ジョン・パトリックHC(千葉)
理想的なスタートじゃなくて最低のスタート。16-0でしたが、あきらめないように選手もサポータもうるさくしてくれて、特に前半23点あったファストブレークとオフェンスリバウンドからの得点を後半は5点に抑えました。
あとは文男と勇樹リーダー湿布。大事なシュートを決められたと思います。チームで(小川)麻斗も(DJ)ニュービルとか比江島(慎)に相手に良いディフェンスでした。今日はDJ.ステフェンズがいなくて、みんながステップアップして。特にニュービルに良いディフェンスをやっていました。天皇杯の仕事はまだ終わっていませんが、ビッグウィンで、船橋アリーナは最高にうるさかったと思います。
■佐々宜央HC(宇都宮)
せっかく本当にブレックスファンの方々が多く駆けつけていただいて、パブリックビューイングも多分、ホームでもやっているし、いろんな人が応援してる中で、前半のところ素晴らしいスタートを切れましたが、後半プレッシャーが上がった状況の中で少し足とボールが止まって、前半の最後の方もちょっと1対1でうちが負けるパターンというか、単発なってしまってるところがディフェンスにも繋がってしまいました。
でもそこは千葉さんを本当に褒めなきゃいけないっていうか、富樫も本当に素晴らしいシュート何本も決めていたし、そういうところで対応しきれなかったっていうところもあったんです。本当に勝てなかったのは悔しいですね、今は。
■富樫勇樹(千葉J) はい本当にプレーしてるなかでもこれだけ痺れる試合はそんなに多くないという試合だったかあなと。出だし、本当に最悪な入りでしたけど諦めずに、力のあるチームからの勝利なだけにチームの成長につながったかなと思います。
■比江島慎(宇都宮)
入りは完全に僕らのペースで、プラン通り行っていたと思うんですけど、後半ところで、相手がよりアグレッシブに来て受身になってしまいました。アタックももっとアグレッシブにやっていければとか、ボールをしっかり回していければなとか、反省点はいっぱいあります。なにより自分がファイブファールでコートにいられなかったことでが敗因だとおもうので、ちょっと切替えていかないといけないなと思います。